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mypotaling (まいぽたりんぐ)

身体障害者だけど走り続けます!!


長谷川 豊氏 のブログの件

  1. 2016/12/14(水) 14:08:07|
  2. 病気
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なにかモヤモヤが取れない、どうも私です。

9月10日の 長谷川 豊氏のブログ【本気論 本音論】の「問題」

【長谷川豊公式ブログ 本気論 本音論】 2016年09月19日付
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/48479701.html

現在は本文冒頭が書き換えられているが…
初版の冒頭はこうだった。

「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」

だいぶ時間がたった記事ではあるが、ずっと考えてきていた。
もしかしたら自分が何か勘違いしているのでは無いか?とか…考え幾度となく読み返し、
コメントも残して来たが、自分のブログでこの件を書くのはどうだろうか?と悩み続けたが、
先日、この件があるサイトで紹介されていて、吐き気を催し、いてもたってもいられず自分の意見を
書き残しておこうと思った。


なぜなら、自分も(自業自得ではないが)DM患者であり、人工透析を受けている1級身体障碍者だからだ。

氏の言わんとする事は理解出来なくもない(言いたい事は)しかし…

人工透析患者なんて、「なんて?」全員、「全員?」 無理だと泣くならそのまま殺せ! 「殺せ!」?

これを見たとき、愕然とした。
本当の言いたい事はそこではないのでしょうけど、いずれにしても記事を読む限り

氏が仮に人工透析(血液透析等)が必要になったとき氏は自腹で透析を受けられるのだろうか?
辛さを知らないから言えるんだろうなこんな事…世の中にはこういう残念な人が少なからずいる
単なるバッシング(透析患者およびDM患者に対する)にしかどうしても読み取れない。
自分がそうだからなおさらなのかもしれない。

たしかに自分は障害者年金を頂きかろうじて日々の生活を維持している。
いまは両親も健在で(共に年金受給者だが)かろうじて生活レベルは維持できている。
だが、仮に自分一人になったとき生活を維持できるのか?否です。
障害者年金月/5.5万円、医療費月520円(自己負担分)、食費云々、かろうじて残る
わずかな金額を貯金し趣味の自転車に充てる。
住まう家も今はある、仕事と言えるレベルではない仕事をしている。(月収1万に満たない)
氏のブログにあったように家を出て一人になり生活保護でも受ければ生きていけるのかも
しれない、しかしそれを安易に許してくれるほど世の中(県、市)は緩くない。

自分は3歳の頃風邪が原因で高熱を出し、病院をたらいまわしにされた末、
膵臓が高熱が原因と思われる理由で機能しなくなり糖尿病(1型)と診断された。
当時は小児性糖尿病(NIDDN)(1型糖尿病)の子供は持って20歳までしか生きられないと
どの医者も口をそろえて言ったものです。
正直3歳の頃の自分なんて何を考え(考えてすらいなかっただろうけど)いたか。
気が付けば毎日何度も注射を打たれるのが「あたり前」で、それに違和感を感じる事すら
なかった。
小学校4年までは親や医師による注射だったが、小学校4年より養護学校という
病院と学校を併設した施設に「入れられた」、そこで自分で注射をする「訓練」を受けた。
当時のインシュリン注射は今のモノのように簡単なものではなかった。
注射針は使い捨てだったが、注射器は滅菌し再利用(後に注射針一体型の使い捨てに移行したが)
今はどうかしらないが、当時の施設はまるで「監獄」だった。
そんな処でも利点はあった、同じ病気やさらなる難病を抱える「仲間」がいた事。
そこでもやはり同じ病気の子は皆「20歳まで生きられません」と言われていた。
小学校6年まで施設にいたが8割の同じ病気(1型糖尿病)の子は亡くなっている。

糖尿病になると膵臓で精製される「インシュリン(インスリン)」の分泌が少なくなる。
1型糖尿病の場合は「無くなる」と言っても過言ではない。
2型糖尿病の場合は「分泌が少なくなる」で間違っていないだろう。
少なくなるも度を超えると「無くなる」になる。
そういう意味合いから氏の言う健康観理をせず悪化した結果分泌がなくなり
インシュリンを外から入れてやらなければならなくなる(主に注射)
「分泌が少なくなっている」時点では「血糖降下剤」等の飲み薬などで膵臓のはたらきを
活発化させたりして維持(膵臓の)はできる。

氏が書いていた通り、たしかに「不摂生」により糖尿病になる人も少なからずいる。
そういう人は「自業自得」と言われても自分は納得できる。
だが、原因はそればかりではない、自分の様に自分の意志とは関係ない原因で然るべく
なってしまう事もある。
糖尿病と一括りにされているが種類は様々、原因も様々。
どうやら氏は糖尿病をよく世間で言われる「生活習慣病」だと思い込んでいる節があるのではないか
と思う。

糖尿病に関してはとりあえずここまで。

問題はそこではない。
氏のブログより一部抜粋。
「ある」人工透析を担当している医者との会話らしい。

01.jpg

まず、「皆さんは「人工透析」と聞いて…」のくだり。

週に2回も3回も病院通い?
可哀想に!
美味しいものも食べられないの?
カワイソウに!

はたして誰が言ったのでしょう?
単に氏が思っている事を述べただけでしょうが、
確かに週3回の透析は辛いが「可哀想に!」なんて思われるのは心外です。
透析しなければ「死ぬ」のですからしかたないのです。
美味しいものを食べられないの?
そんな事はありません、ただ気をつけなければならない事(リンやカリウム、塩分などなど)が
すこし多いだけです、カナで「カワイソウ」などと言われると真摯に言われているとは到底思えません。

氏の歯に着せぬ発言もそうだが愕然とするのはこう言う事を言える医者である。
本当に医師が言ったのか定かではありませんが、自分が透析に通う病院の医師、スタッフが
同じことを考えたり、言ったりしていない事を祈りたい。

そして特記すべき点は「まー、人工透析を見てると、日本の未来はないってよくわかるwwww」

医者との対話を執筆したのだろうが…表現に「wwww」などと対話では持ちいられない表記をしている。
これは明らかに医師の口弁ではなく氏の表記だと思われる。

そして、「そこで人工的な装置を使って、週に3回ほど病院へ行き、血液をキレイな状態に変えてもらう訳です。
でなければ死んでしまいます。」

と氏自身の論を呈しています、間違っていません。
事実、自分はシャントが詰まったが手術できる病院が受け入れ拒否(満床のため)
で数日間透析が出来ず、「あぁ、死ぬかもしれない」と思った事もありました。
「死ぬかもしれない」と思った事はいままで行く度もありますので「死ぬかもしれない」と思う事に
疑問や不思議を感じる事もありませんが。

つまり氏は腎不全患者は透析をしなければ死んでしまう事を承知しています。

なのに、「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」
現在ブログの冒頭は書きかえられていますが…ほぼ言っている事に違いはありません。
脅迫としか思えません如何に「自業自得の」と言った処で言っている言葉の重さは変わりません。

どこの医者かはしらないが、
「遺伝的な疾患もたしかにあります。しかし、私の見立てでは…8~9割ほどの患者さんの場合「自業自得」
の食生活と生活習慣が原因と言わざるを得ません」

はあ!? 

根拠は?どこに?、糖尿病はたしかに生活習慣病といわれる事が多々あります。
事実原因がそうである事もあります。
が、腎不全は生活習慣から発症するモノではないと思います。
糖尿病性腎症(自分もこれですが)、本来20歳まで生きていなかった自分が40もすぎまだ辛うじて生きている
いくら薬が進歩しインシュリンの精度があがり(昔はブタやヤギの膵臓液を精製した薬液だったが、今は人型に
なりより人に合う薬になり昔のように続けても20歳がヤマですなどと言われる事はなくなった)
しかし、いくら人に適しているからといっても完全なモノではありません。
自分が20歳になる少し前に「ヒト型」が世に出回り始めました。
自分はかろうじて「ヒト型」に移行でき、20歳のヤマを越え20年以上も余計に生きていますが、
やはりいくら進歩したとは言っても完璧なモノではありませんので副作用と言う物はいくつもあります。
結果としてあちこちの臓器に負担を強いてしまい結果として腎不全をおこしてしまった。

8~9割の患者が自業自得なら自分はどちらなのだろう?
安易にこのような発言をする医者も医者だが、それを考えもなしにブログに書きこむ氏もどうなのかと。
後から冒頭を書き替えたり、注釈ですべての人に当てはまる事ではないなどと言い訳をしているが、
これを見た(自分も含め)患者や家族はどう思うだろうか。

氏にとどまらず氏の家族にまでバッシングが及んでいると言う事らしいがそれこそ「自業自得」だろう。

要は「年金」のあり方について言いたかったのだろうが、とても賛成できる内容ではない。

自分はかろうじて働いていた時期があり「国民年金」を少ない期間だが納付していた時期があったため
障害者年金をもらえたが、医療費ほう助しか受けられない人(透析患者で)もいるのかもしれない。
詳しいことは専門家ではないので分からないが、自分が申請する時「国民年金を払っていた時期があるか」
と言う事でかなり遡り調べた経緯がある。

氏の言っている事も分からなくはないし、たしかに他の人が払っている年金でいまは「生かされている」
事も重々承知しているし、重く受け止めているつもりではあるが、
「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」
自業自得のと書かれているが患者からしてみればそれ以降の文面に目が行くのは当然で。
「人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」
と言われているように思えて、くやしさや悲しさや、声にならない憤りを感じざるえない。

仮に「自業自得」で已む無く腎不全になり人工透析を必要になったが障害者認定されず、年金も支給されない
人が出たとする、その先に待つのは何か「自業自得」ではない腎不全患者の負担まで考えるべきなどと言い
始めるのではないかととても不安を煽る記事である。
先に話た通りだが確かに自分は障害者年金を頂いている、がそれで生活が(一人暮らし)が成り立つ金額か?
否である、「自業自得」ではない腎不全患者にまで矢面が向けばそれは氏の言う「死ね」と同義である。
日本はそれでもまだ医療ほう助には穏便な国だと言う。
同じ病気(自業自得であれなかれ)の人の痛みや苦しみを自分は十二分にしっている。
そして氏も含め「絶対にならない」と言う保証はどこにもない。
もし「貴方は腎不全です、すぐにも透析を始めなければなりませんが全額実費です」と言われたらどうだろう。
きっと困惑する事だろう。

障害者等級1級でも医療費の自己負担はあるし、入院しても(上限はあるが)ちゃんと入院費は請求される。
こういった事実を知ってか知らないでか、氏のブログを読んでいると本当に憤りを感じてしまう。

世の中にはいろんな思考、思想、文化、がひしめき合い「A」と言う意見もあれば「B」と言う意見もある
なので氏の言い分が「間違っている」とは自分は言えないが「悪い」(納得できる話では無い)とは言える。

そういえば、似たような輩もそういえばいたな

自分は年金制度、障害者年金があったからこそここまで生きてこれた、あと何年生きられるかはわからないけど、
先に逝った友人、親友に「自分はこれまで色々やってきた」とか「こんな事をしてきた」とか、
「世界はこう変わった」とかあの世で彼、彼女らが見れなかった世界を伝えられるようにもう少し時間の許す限り
生きてみたいと思う。

自分のできる事を1日でも多く続け、1ミリでも誰かの助けになればと願いながら。






2016・12・14 きたきつね







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